北マケドニア共和国ワイン
序章
日本にワインという飲料が伝えられたのは、所謂、戦国時代のころ。ご承知の通り、当時、ワインを飲むことができたのは、有力戦国武将か極一部の豪商の限られた人々だけで、その後、明治初期に文明開化とともにワイン文化が伝えられ、時を同じくして日本のワイン造りも始まったとは言え、現代のようなワイン文化が広まるには、1964年の東京オリンピックを経て以降ということになります。
日本人が和洋以外に、フレンチ、イタリアンだけでなく海外各国の料理を貪欲に探求してきたと同様に ワインもドイツワインの甘口タイプからフランスワインのグランヴァン、イタリア各州のワイン、アメリカ。チリ。オーストラリア、ニュージランド・・・とこれだけの国々にワインを一同に飲まれる、正にワインの多様性に富んだ国はなかなかありません。
そんな折、私の友人が北マケドニア共和国の女性と結婚されたのを期に、北マケドニア共和国のワイン (以下、北マケドニアワイン)の輸入をスタートさせたことを縁に、北マケドニアワインについて学ぶ機会を得ました、そのワインの魅力を皆様に伝えたいとの思いから、この記事をまとめました。